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野菜・冬が旬

だいこん

旬カレンダー
おいしい時期と特産地
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寒い季節にみずみずしさと甘みを増す、冬の根菜

旬の盛り
12〜2月(冬)
旬の時期は 12〜3月
だいこんの旬カレンダー
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試験公開中:記事は執筆済みの原稿です。公開前の内容確認はまだ完了していません。

だいこんの旬はいつ?

だいこんは一年中お店に並びますが、いちばんおいしいのは12〜2月です。寒さが厳しくなるころ、根はみずみずしさを保ったまま甘みを増していきます。冬の野菜には、凍らないように細胞に糖をためこむものが多く、だいこんもその代表格とされています。

春先まで旬が続くとされることもあり、冬の終わりまで畑で育っただいこんも、まだ十分においしく食べられます。

冬のだいこんと夏のだいこん、味はどう違う?

だいこんは出回る時期によって、春だいこん(4〜6月)、夏だいこん(7〜9月)、秋冬だいこん(10〜翌3月)に分けられます。春と秋冬は千葉・神奈川・鹿児島など暖かい地域、夏は北海道や青森など涼しい地域が主な産地です。

秋冬だいこん夏だいこん
主な産地関東・九州など北海道・東北
味甘みが強い辛みが強い
向く食べ方煮物やおでんおろしやサラダなどの生食

同じ青首だいこんでも、秋冬のものは甘く、夏のものはぴりっと辛い傾向があります。季節に合わせて食べ方を変えると、それぞれの持ち味を生かせます。

お店に多く出回る時期

市場に届く量は一年を通して大きくは落ちず、いちばん少ない月でも多い月の6割ほどあります。秋から冬にかけて量が増え、初夏から夏は少なめです。

産地はきれいにリレーします。冬から春は千葉・神奈川・鹿児島・長崎といった暖かい地域、夏から秋は北海道と青森が中心です。秋は北の産地の終わりと関東の出はじめが重なるため、旬の盛りより少し早い時期に入荷が多くなります。

だいこんは冬から春にかけて暖かい産地、夏から秋は北海道・東北へと主な産地が切り替わるため、年間を通して買えます。

一年中入荷しますが、価格は天候や産地の出荷時期で変動します。産地の出荷が重なると値下がりすることもあり、冬なら必ず安いわけではありません。

旬旬折れ線=流通量123456789101112

出典:農林水産省「青果物卸売市場調査」2019〜2024年の平均

だいこんの名産地

見せ方
  1. 1千葉 12.5%
  2. 2北海道 11.2%
  3. 3青森 9.4%
  4. 4鹿児島 7.8%
  5. 5神奈川 6.3%
数字は全国にしめる割合(全国 113.6万t)

出典:農林水産省「作物統計」(野菜の収穫量)2022-2024年の平均

収穫量がもっとも多いのは千葉で、北海道・青森が続きます。ただ、トップの千葉でも全国の約1割ほどにとどまり、上位5道県以外の産地が合わせて半分以上を占めます。全国の幅広い土地で作られている野菜です。

国産と輸入

東京都中央卸売市場の統計では、だいこんの輸入は分けて数えられていません。市場に届く生のだいこんは、ほぼ国産と考えてよい状況です。

輸入は、おでんや煮物に使う冷凍品や、切り干しに使う乾燥品など、加工されたものが中心です。輸入先は主に中国とされています。

おいしいだいこんの選び方

  • 肌が白く、ツヤとハリがあるもの。大きさのわりに、持ったときにずっしりと重いものはみずみずしさがあります。
  • 葉つきなら、葉が茎から先までピンと張っているものが新鮮です。
  • 表面のひげ根の穴が少ないものは、順調に育った証しで肉質がきめ細かいとされます。穴が斜めに並ぶものは辛みが強め、まっすぐ並ぶものは控えめな傾向があります。
  • カットされたものは、切り口がみずみずしく、中にすき間(ス)が入っていないものを選びます。

おいしい食べ方

甘みがのった冬のだいこんは、煮物やおでん、鍋のようにじっくり火を通して汁ごと味わう料理がよく合います。煮る前に米のとぎ汁などで下ゆでしておくと、苦みが抜けて白くきれいに仕上がります。

生で食べるときは、切ったあと冷水にさらすと歯ざわりがよくなります。おろしは時間がたつと風味が変わるので、食べる直前におろすのがおすすめです。

上・まん中・先端、部分ごとの使い分け

1本のだいこんでも、部分によって味と歯ざわりが違います。辛み成分は根の先に近いほど多くなります。

部分特徴向く食べ方
葉に近い上部甘みがあり、かためサラダなど歯ざわりを楽しむ料理
まん中甘くてやわらかい煮物やおでん
先端に近い下部辛みが強いおろしや漬物、みそ汁の具など

おろしの辛さは、使う部分のほかに、おろし方でも変わります。辛さを抑えたいときは上部を使い、円を描くようにやさしくおろすとよいとされています。

だいこんの豆知識

古くは大きな根という意味で「おおね」と呼ばれ、のちに「大根」の字があてられました。音読みの「だいこん」が広まったのは室町時代以降といわれています。春の七草の「すずしろ」もだいこんのことです。

日本では土地ごとの風土に合わせて多くの品種が生まれ、その数は世界でもっとも多いとされます。今お店に並ぶものはほとんどが青首だいこんですが、丸くて大きな桜島だいこん、細長い守口だいこん、たくあんで知られる練馬だいこん、年末の数日だけ出荷される三浦だいこんなど、個性豊かな地方品種が各地に残っています。

このページの出典・資料

旬は資料の記述をもとに、複数の資料が示す月を「旬の盛り」、一部が示す月を「旬」として表示しています。

  • 農畜産業振興機構「月報 野菜情報 今月の野菜 だいこん(2010年12月)」(12-2月) 資料を見る
  • 農林水産省「冬に旬を迎える野菜って?(aff 2019年12月号)」(12-2月) 資料を見る

市場の出回り:農林水産省「青果物卸売市場調査」(東京都中央卸売市場計、2019・2020・2021・2022・2023・2024年の平均)

名産地:農林水産省「作物統計」(野菜の収穫量)2022-2024年の平均

国産と輸入:農林水産省「青果物卸売市場調査」(東京都中央卸売市場計の卸売数量)

本文の参考資料

  • 農畜産業振興機構「月報 野菜情報 今月の野菜 だいこん(2007年11月)」 資料を見る
  • 農畜産業振興機構「月報 野菜情報 今月の野菜 だいこん(2013年1月)」 資料を見る
  • 千葉県「ちば旬鮮図鑑 だいこん」 資料を見る
  • 農畜産業振興機構「だいこんの需給動向」 資料を見る